証書、残布等がないのですが、２匹のさなぎが寄りあって作りあげた「玉繭」から手紡ぎした玉糸を織り上げた「伊兵衛織」か「ざざんざ織」の単衣の着物です。写真では赤っぽくベージュがかって写っていますが、実際のお色は、もう少し桃色がかったお色です。ツヤツヤしているので、お召しになるとより白っぽく見えます。状態は写真７〜10枚目のように後身頃・右袖前に薄い黄ばみがありますがその他特に目立ったシミ汚れなどもなく良い状態です。後ろ身ごろの黄ばみは、右側の裾から65cmあたりになります。このため、伊兵衛・ざざんざとしてはお安く出品させて頂きます。今はほとんど織られていないため希少な織物で、お着物好きには説明のいらないお品ですので、ぜひお手入れをされてご愛用ください。地厚でとても暖かなため、単衣ですが真冬でも着られます。糸が太いため持つと重さを感じますが、まとうと体にぴたっと吸い付くように沿うため、重さを感じないのが不思議です。着れば着るほど、持ち主の体に添うようになめらかになり、柔らかさを増します。私としては、贅沢な「絹のデニム着物」のような感覚で、気負わずに長く愛用するのにふさわしい着物だと思っています。伊兵衛・ざざんざ織を愛するあまり帯も着物も増えてしまい、着る機会がないものはどなかにお召し頂きたく、出品いたしました。正絹　身丈 155cm（肩から)裄丈 62.5cm袖丈 50cm 縫込み 3cm袖幅 32.5cm　前幅 21.5cm後幅 28cm着物縫いこみ内揚げ 2cm裄お袖側 約2.5cm　身頃側 約5cm居敷当がついており、丁寧なお仕立てです。#伊兵衛織 #ざざんざ織#デニム着物